EV販売台数首位のテスラですが、爆発事故など様々な試練を迎えています。そんな中で、モデルYの新車情報も入ってきました。

いよいよ、我々でも手の届く自動車が出てきそうですが、テスラの自動車は大丈夫なのか、モデルY新車情報と合わせてみてきましょう。

2018年EV/PHEV販売台数はテスラが首位

EV販売台数世界一はモデル3

2018年の販売台数1位は145,846台でテスラのモデル3でした。2位の北京汽車「BAIC EC-Series」90637台や3位の日産「リーフ」87149台と比べて断トツの首位でした。

驚くべきは、19年の受注残高がまだ40万件以上残っているということなので、モデル3の首位は来年以降も揺らぐことがなさそうです。

EV販売台数4位と5位もテスラ!4位モデルS、5位モデルX

4位にテスラのモデルSが50,045台、5位にモデルXが49,349台となっています。モデル3の販売で売れ行きが心配されていましたが、ユーザー層が違うことが証明された結果となりました。

高級車セグメントのモデルSとモデルXが引き続き売れることは、テスラの経営にとっても重要なことになります。

テスラの不幸な事故

自動走行中の死亡事故

18年3月23日にアメリカのカルフォルニア州で、自動運転の試験走行していたモデルXが追突事故を起こしました。これにより、ドライバーは即死、自動車は見るも無残な形になりました。

この事故で恐ろしいのが、事故により発生した火災がリチウム電池に引火して爆発を起こしたということです。これにより消火活動も難航し、消火に時間を要しました。

そもそも死亡事故自体が恐ろしい話ですが、2次災害という意味でも危険であるということを世の中に知らしめた事例です。

中国で起きた爆発事故

19年4月21日に中国の上海で、駐車場に停車中のモデルSが突如爆発するという事故が発生しました。幸いにも死傷者はいなかったようですが、普通に充電していただけの自動車が爆発したということで、非常に恐ろしい事故です。

中国メディアの報道によると、似たような事故などで爆発、火災が発生した事案が50件以上あったと言われています。これが真実だとすると恐ろしいことです。

原因はリチウム電池?

テスラが起こしている爆発事故を振り返ると、どうやらリチウム電池が影響している可能性がありそうです。ちなみに、リチウム電池を供給しているのは、われらが日本を代表するメーカー、パナソニックです。

パナソニックはテスラ向けのビジネスで、大規模な投資を実施しており、ギガファクトリーと呼ばれる大規模施設を米国や中国などに建設しています。

実際に、部品部分はパナソニックに関わらず、伝統的な自動車部品メーカーが数多く参画しているので、ベンチャー企業のテスラというイメージで品質面を過度に心配する必要はないです。

爆発事故等、様々な試練の時期を迎えていますが、品質保証がうるさい自動車業界で生き抜いてきた部品メーカーが支えているので、テスラの自動車品質も日々向上しています。

新車情報!テスラが小型SUV「モデルY」を発表

テスラが2020年内に小型SUVのセグメントで「モデルY」を投入予定だと発表しました。現在市販されているSUVでは最長の航続距離となる483kmとなる予定で、利便性は飛躍します。価格は437万円~となるようです。

航続距離以外にも、他のモデルと比べてバッテリーを最小化するなどして、コストも安価に抑えているので、より一般大衆が買いやすくなっていることも魅力の一つです。

これまでのテスラは、あくまでも高級車路線で進んできましたが、大衆車に舵をきったモデル3からさらに一般にも支持されそうな自動車が出てきたなという印象を受けます。