自動車の税金って多すぎですよね。どんな税金があるのかまとめてみるのと同時に車種によってどれだけ差が出るものなのか比較してみました。
車種によって税金の差がありそうなのは頭で分かっていても、実際にいくらなのかなんて知っている人は多くないと思います。ぜひご自分の税金と比べてみる、もしくはこれから自動車を購入しようとしている方の参考になれば、幸いです。
自動車にかかる税金の種類
一時的に発生する税金(主に購入時)
自動車取得税
自動車の購入費用に対して掛かる税金で、購入時のみ発生します。通常は5%で、軽自動車であれば3%となります。ただし、19年10月より自動車取得税は廃止となり、環境性能割という新しい税制がスタートする予定になっています。
環境性能割
自動車の購入費用に対して掛かる税金ですが、燃費によって税率が変わります。これまでの自動車取得税と比較すると、燃費の良い車であれば減税になりますが、燃費が悪いと増税となる可能性があります。
消費税
我々にとって身近な税金なので、あまり細かい説明は必要ないかと思いますが、自動車購入時に8%の税金がとられます。消費税は10%に改正される予定なので、さらに税負担が増えます。
継続的に発生する税金
自動車税
自動車の排気量によって税額がきめられている税金です。毎年4月1日時点で自動車を所有していると支払い義務が発生します。通常、月割り計算されるので、途中で廃車にすればそれ以降の税金は還付されます。軽自動車のみ1年間定額のため、払い戻し等はありません。
自動車重量税
自動車の重量によって税額が決められている税金です。車検の際に2~3年分の税金を納めることになります。通常、0.5トン単位で4,100円/年と税額が決められていますが、軽自動車については一律で3,300円/年と決められています。まさに、軽自動車の税金がお得だと言われるゆえんです。
ガソリン税
意外と忘れがちなのが、自動車を動かすために必要なガソリンにかかる税金のガソリン税です。ガソリン税は正式には揮発油税及び地方揮発油税と呼ばれており、1リットルにつき53.8円です。ちなみに、軽油は軽油引取税という違う税法が適用されて、1リットルにつき32.1円となります。実はガソリンよりも軽油の方が価格安い理由は税金の違いだったということです。
石油税
ガソリン税と同じく、ガソリンにかかる税金となります。ガソリン税ほど高額ではなく、1リットルにつき2.8円となります。ガソリン税と石油税は、消費税との二重課税と呼ばれており、非常に問題視されています。日本の税金は問題だらけですね・・
車種によっていくらぐらい税金が違うのか比較してみる
自動車にかかる税金種類は分かったと思いますので、実際にいくらぐらいかかるものなのか比較していきましょう。注意点として、税額を出すうえで、エコカー減税は19年3月31日までの適用のため、考慮せずに計算しています。大体の目安という感覚でご覧いただければと思います。
軽自動車の場合
ホンダのNBOXを例に見ていきましょう。排気量660㏄で、車両重量890kg、車両価格880,000円として計算しています。
この場合、取得税が26,400円、消費税が70,400円となり、購入時に96,800円の税金が必要となります。また、自動車税が10,800円、重量税が3,300円となり、年間14,100円の税金が発生することになります。
ノートの場合
日産のノートの例を見ていきましょう。排気量1500㏄で、車両重量1,070kg、車両価格1,400,000円として計算しています。
この場合、取得税が70,000円、消費税が112,000円となり、購入時に182,000円の税金が必要となります。また、自動車税が34,500円、重量税が12,300円となり、年間46,800円の税金が発生することになります。
プリウスの場合
トヨタのプリウスの例を見ていきましょう。排気量1800ccで、車両重量1,510kg、車両価格2,500,000円として計算しています。
この場合、取得税が125,000円、消費税が200,000円となり、購入時に325,000円の税金が必要となります。また、自動車税が39,500円、重量税が16,400円となり、年間55,900円の税金が発生することになります。
補足しておくと、プリウスはトップクラスの燃費を誇るため、エコカー減税終了後も税金は少なくなる可能性が高いです。プリウスはもう少し税金が抑えられますが、この車格だとこの金額が目安だと考えて下さい。
ランドクルーザーの場合
トヨタのランドクルーザーの例を見ていきましょう。排気量4,600㏄で、車両重量2,430kg、車両価格5,000,000円として計算しています。
この場合、取得税が250,000円、消費税が400,000円となり、購入時に650,000円の税金が必要となります。また、自動車税が88,000円、重量税20,500円となり、年間108,500円の税金が発生することになります。
まとめ
自動車にかかる税金についてまとめてみましたが、様々な税金がかかっています。私も自動車ユーザーですが、思っていたよりも税金多いなと改めて感じました。
また、何気なく払っている税金も車種によって比較すると物凄い差になることが分かりました。ランクルの税金は年間10万円越えです・・
これに、自動車保険やガソリン代等々を考慮していくと、値段の高い車の維持費はとんでもなく高額になります。私は車好きなので、ランクルとは言えませんが少しこだわってしまっています。
あっ、だからお金が無いのか( ゚Д゚)笑