アイシン精機とは

会社概要

【ホームページ】
http://www.aisin.co.jp/

【会社概要】
アイシン精機は、トヨタ系としてはデンソーに次ぐ大手部品メーカーです。変速機やブレーキ、エンジンなどパワートレイン関連の基幹部品を網羅しています。特に、変速機メーカーとしては、世界最大手企業となっており、同社グループの中でも最もウェイトを占める部品群です。各事業が成長すると分社化する点が特徴であり、中核6社(アイシン精機、アイシン高丘、アイシン化工、アイシンAW、アイシンAI、アドヴィックス)を中心にグループ企業は100社を超えます。



取扱い部品

①変速機関連
オートマチックトランスミッション
マニュアルトランスミッション
CVT
ハイブリッドトランスミッション
クラッチディスク

②ブレーキ、シャシー関連
ブレーキシステム
ABSモジュレーター
ハイドロブースター
ディスクブレーキ
エアサスペンションシステム

③ボディ関連
ドアフレーム
パワードアシステム
サンルーフ
パワーシート
バンパールーフフォースメント

④エンジン関連
エンジンフロントモジュール
ウォーターポンプ
オイルポンプ
バルブタイミング
オイルコントロールバルブ
オイルパン

⑤情報通信関係製品
カーナビゲーションシステム
GPSアンテナ
ドライバーモニター用カメラユニット
画像処理コンピューター

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指標解説

ファンダメンタルズ情報

【参考株価】
5,880円

【時価総額】
17,327億円

【各指標】
ROE:9.38% ROA:3.47% PER:14.94倍 PBR:1.4倍 自己資本比率:37.04%
配当利回り:2.13% 配当性向:30.1%

業績

【売上高】

アイシン精機 売上高

【グループ別売上高】

アイシン精機 グループ別グラフ



指標分析

PERは14.94倍とやや割安な水準です。PBRは1.4倍となりやや高めな水準と言えます。全体的には、株価は標準的である言えます。売上、利益ともに概ね右肩上がりを続けています。ただし、営業利益率が6%、純利益率が3%前後で横ばいに推移しており、やや低い印象を受けます。ROEは9%台と資金効率は高く経営されています。自己資本比率は、37.04%とやや低い印象です。もう少し財務基盤を強化してもらいたいですが、企業規模とトヨタがバックにいることを考慮すれば、懸念するほどの水準ではありません。配当利回りは2.13%とやや高めの水準であり、配当性向も30%と株主還元は手厚くしています。

全体評価

定量評価

(S:非常に良い A:やや良い B:普通 C:やや悪い D:非常に悪い)
企業規模・・・S
ブランド力・・・S
収益性・・・C
成長性・・・B
財務健全性・・・B
株主還元・・・B
株価割安感・・・B

総合評価・・・B

総評

メガサプライヤーとして名門企業のイメージでしたが、思ったよりも利益水準は良くないです。利益規模が1000億で、利益率は3%ということで3兆円の売上を誇るメーカーとしてはやや物足りなさがあります。特に自動車業界は、北米景気に支えられ非常に元気な業界だけに、恵まれた経営環境の中でこれだとやや心配になります。一方で、アイシンAW管轄の変速機事業は極めて好調に推移しており、今後も成長が予想されます。他グループの立て直しをどこまでできるかが、アイシングループの今後の成長を左右すると言えます。