2019年3月に行われたジュネーブモーターショーにて、マツダの新型SUVの発表が行われました。世界で評価されたスペックを誇るMAZDA3をベースとしたSUVで、2019年夏ごろより欧州地区から販売、順次拡大が発表されました。

デザインにおいて、国内で評価の高かったものの、コンパクト過ぎて売れなかったCX-3に置き換わる、ポスト小型SUVとして、非常に期待値の高いCX-30を紹介していきます。

マツダCX-30とは

CX-3やCX-5の美しいデザインを踏襲した小型SUVです。CX-30という名前の由来には、今までのSUVより質を高めた新しいSUVという想いが込められています。18年に販売開始されたMAZDA3に続く、次世代戦略車と位置付けられています。

実際に見た目はあまり変わりませんが、高級路線に向かうマツダの上質なSUVがどこまで進化しているのか、詳細を見ていきましょう。

CX-30の実力とは

サイズ感は?

CX-3とCX-5の中間に位置するSUVとなります。以下詳細です。

CX-3:全長4275mm 幅1765mm 高さ1540mm

CX-30:全長4395mm 幅1795mm 高さ1540mm

CX-5:全長4545mm 幅1840mm 高さ1690mm

中間と言っても、CX-3に近い車格になっています。数字だけで見ると、狭すぎると言われていたCX-3に対して、そこまで大きくなっていません。

内装に対するマツダのこだわり

今までのマツダ車で洗練されてきた内装はそのまま引き継がれています。このセグメントで、ここまで高級感がある内装なのはマツダのこだわりであり、魅力となっています。

不評となっているSDナビ

マツダのSDナビ「マツダコネクト」が装備されることになります。マツダコネクトは評判が良くないので、これを機に改良してもらいたいところです。

エンジンや乗り心地は?

エンジンの仕様は3つと発表されています。直列4気筒2Lガソリンエンジン、1.8Lクリーンディーゼルターボエンジン、スカイアクティブX(直列4気筒2Lガソリンエンジン+スーパーチャージャー)の3つとなります。

CX-30は、ステアリングなどの乗り心地面で高い評価を得たMAZDA3がベースとなるSUVモデルなので、非常に期待できます。

CX-30の燃費はどれぐらい

CX-30の燃費は、およそで街乗り11.5キロ/ℓ、高速道路16キロ/ℓぐらいだと予想されます。ちなみに、CX-3のガソリン車だと街乗り12.5キロ/ℓ、高速道路18キロ/ℓぐらいなので、車格が大きくなる分、若干燃費は劣るようです。

CX-30の気になるお値段は?

CX-30の国内販売は19年末あたりと予想されるので、まだ価格詳細は分かっていません。その上で、価格はどれぐらいになるのでしょうか。ベースモデルとなるMAZDA3の2Lガソリンエンジンは247万円~となっています。

ここらへんから推測すると、CX-30は260万円~280万円ぐらいがスタート価格になるのではないかと予想されます。

車格が一つ小さいCX-3は212.7万円~となっているので、少し値段が上がるイメージですが、車格が近いトヨタのC-HR、日産エクストレイル、スバルXVあたりと比べるとお買い得感がある価格になるのではないかと期待できます。